中国ネット状況 2020年3月

中国

国外向け163バックボーンがオフピーク時も混雑

中国移動のユーザ数が9億5千万人間近となった中国では、誰でもスマートフォンで通信を楽しめる環境になり、今回のコロナウイルスで自宅待機の影響か163バックボーンの国外向け回線は昼間も混むようになりました。

CN2GIA回線では、常時100Mbps以上の帯域が観測できています。

今回の規制の特徴と見通し

旧正月の前日である1月24日から始まったネット規制は、現在も継続中で、IP遮断が行われています。
延期になった全人代が来月に開催される見通しですので、規制緩和やフィルタリセットは、それ以降になると考えれます。
ただ、今回の通信規制は、現時点で、かなり手柔らかい内容です。
具体的には、Shadowsocksなどのplainが遮断されていますが、検知頻度は、週に1度のペースで、頻繁に遮断が発生していません。
非暗号化のsocks5プロキシは、IP遮断にはなりませんが、プロパイダによっては、通信切断が発生しています。
上記以外のレガシーな接続方法(IKEv2,SSTP,OpenConnect)もIP遮断は発生しておりません。

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